名画「モナリザ」のモデルに関しては、様々な説があります。
その中の有力説が、フィレンツェの商人フランチェスコ・デル・
ジョコンダの妻リザ・ゲラルディーニというもの。
そのリザの埋葬先が見つかったと発表されました。
1月20日、産経新聞、
《「モナリザ」埋葬先判明？ フィレンツェ修道院に》
(同日付け、東京新聞朝刊にも
- 旅行
《モナリザ フィレンツェに眠る？》の記事。そちらの方が少し詳しい)
産経新聞の元ネタＡＮＳＡ通信の記事。
《LA 'VERA' GIOCONDA FU SEPOLTA A FIRENZE》(イタリア語)
《ダビンチ研究家ジュゼッペ・パランティ氏が教会の古文書を探すうち、
リザが１５４２年７月１５日に６３歳で亡くなり、ウルスラ会修道院に
埋葬されたという記録を発見した。修道院はフィレンツェ中心部にあるが、
今は荒れ果てているという。》
なおリザ説は、《当時の美術家バザーリが「リザの肖像」と記述》
した所から広まった。バザーリは、ウフィツィ美術館の設計などを担当。
バザーリの回廊で知られる。Giorgio Vasari
(バザーリ回廊Corridoio Vasarianoは、電話予約することで、入場見学可。
電話:055-2654321)
美術家列伝“LE VITE DE' PIÚ ECCELLENTI ARCHITETTI, PITTORI,
ET SCULTORI ITALIANI, DA CIMABUE INSINO A' TEMPI NOSTRI”
の中のダヴィンチの記述。（いずれもイタリア語）
ブログの関連エントリー
《フランチェスコ1世は毒殺！ 愛人から大公妃になった女性》
産経新聞では、この記事の上に、ロスリン礼拝堂の記事をのせ、
ダヴィンチ関係のニュースをまとめています。
見出しは、あわせて《観光客5倍 謎解き 〝微笑み〟眠る地》
ロスリン礼拝堂のニュースは、
《「ダ・ヴィンチ」で観光客５倍に ロスリン礼拝堂》というもの。
《世界的な大ベストセラーとなり、映画も大ヒットした小説
「ダ・ヴィンチ・コード」で最後の謎解きの舞台となる
英スコットランドの「ロスリン礼拝堂」の観光客が昨年１年間で
１７万人を記録し、例年の５倍以上に上ったことが明らかになった。》
角川書店の《ダ・ヴィンチ・コード》のホームページ内、
《ロスリン礼拝堂のフォトギャラリー》Rosslyn Chapel
「ロスリン礼拝堂公式ホームページ」。英語。注意!音楽が流れます。
《地球の歩き方》内、
《ダヴィンチ・コードを巡る（1）～ロスリン礼拝堂～》
エジンバラ・イーブニング・ニュースの
《Da Vinci Code film profitable for Rosslyn》
入場者が17万人(一人当たりの入場料は、7ポンド)をこえ、
寄付も56000ポンドに増えたとか。
「ロスリン礼拝堂で幽霊。俳優が見た」なんて話題も。
《Rosslyn ghost sighting spooks Festival actors》
(2006年7月29日)
《ダ・ヴィンチ・コード(上) (文庫)》
《ダ・ヴィンチ・コード(中) (文庫)》
《ダ・ヴィンチ・コード(下) (文庫)》
《ダ・ヴィンチ・コード 上・中・下巻 3冊セット (文庫)》
《ダ・ヴィンチ・コード最終解読 (単行本)》
《「反」ダ・ヴィンチ・コード―嘘にまみれたベストセラー (単行本)》
《「ダ・ヴィンチ・コード」 謎を解く旅への招待
--ラングドン、ソフィーと巡るパリ・ロンドン》
《ダ・ヴィンチ・コード 謎の旅ガイド》←ガイドとしてはこれが優れもの。
《バザーリが隠した？ ダヴィンチの壁画「アンギアリの戦い」》
ＮＨＫの《地球ドラマチック》の
《『ダビンチ捜査官～消えた名画を追え！～』 2006年9月13日》
《原題：The Da Vinci Detective》
ベッキオ宮殿に描かれたものの、無くなったダヴィンチの幻の大作
「アンギアリの戦い」。科学者マウリッツォ・セラチーニは、
その存在を信じて探しています。彼は。
《現在の壁画の前に高いやぐらを組み、肉眼で隅々まで調べました。
すると、絵の片隅に小さく『探せ。そうすれば見出される』
と書き込まれた文字を見つけたのです。これは、ダビンチの崇拝者
でもあった現在の壁画の作者、バザーリが、改築発注者の目を盗んで
ダビンチの作品をどこかに隠したことを意味するのではないかと、
セラチーニは考えました。さまざまな研究と科学調査の結果、
セラチーニは現在の壁画の裏に数センチの隙間があることを突き止め、
この隙間にダビンチの幻の大作が安全に隠されていると確信したのです。》
さて、幻の大作は、見つかったのか？
2006年12月2日、スポーツ報知新聞
《ダ・ビンチ実はアラブ人だった？…指紋発見で仰天仮説》
《イタリアの人類学者が１日までに、世界的画家レオナルド・ダ・ビンチの
左手人さし指の指紋を発見したと発表。調査した研究者は指紋分析で
「ダビンチの母は中東系だった可能性がある」と発言。》
ダ・ヴィンチとモナリザのミステリーは終わらない。