これから夏にかけて、ハワイ、グアム、フィリピンなど、
海外のリゾート地に出かける方も多いと思います。
夏は、肌を露出した服装で
出かけることが多いですね。
その際、タトゥー、刺青が入っていると、
入国審査で問題になるケースがあります。
外国人ではなく、
日本人で刺青が入っている場合、
犯罪的組織の一員だとみられる可能性が高いからです。
例えばフィリピン。
ファッション的なタトゥーの場合でも、
入国審査官の判断で、入国を拒否され、
強制送還されるケースがあります。
少し前になりますが、旅行会社が主催した
フィリピンへのツアーに参加した人が、
刺青を理由に入国を拒否され、
参加者が、説明が十分でなかった
と旅行業者を訴えた事件がありました。
《ニュースメール(刺青裁判について)
刺青のある旅行者のフィリピン入国拒否事件について(事例紹介)》
http://www.jata-net.or.jp/member/sideindex/pdf/0703_phlippinesttjudge.pdf裁判は、旅行業者の勝訴となりました。
問題は、刺青がある人は
入国を拒否されることがあるということです。
H.I.S.
《フィリピンご入国に関してのご案内》
http://e.his-j.com/static/pdf/philippines.pdfハワイ、グアムなどの場合も同様です。
上にもあげたように、アメリカでは入国審査が厳しくなっており、
日本人の場合、犯罪的組織に属する人間を入国させないことに
力を入れています。
その判断材料の一つが、刺青や指の欠損。
そう日本人で入れ墨を入れている人物は
犯罪的組織の人間と判断される恐れがあるのですね。
〇ハワイの地元では、伝統的なタトゥを入れている人が大勢いるが、
それは伝統的なものであり、犯罪組織と結びついていないので、
問題視されない。
〇犯罪歴の有無、刺青の有無につき、
事実と異なることを述べたり、書いていたりした場合、
それ自体が法に触れる行為とされ、入国拒否など、
不利益な取り扱いをされる場合がある。