えーと、現在あたしは、部下を使っていませんので、
最近の若いアルバイト（10代後半～20代前半）の
働きぶりについてはよくわかりません。
知り合いの経営者2人から聞いた、困ったアルバイトの話。
すごく驚いたし、ポイント制度とクーポンに関係があるので
ご紹介しますね。
その１ 「お買い物編」。
知り合いＡの会社があるイベントを行うことになりました。
昼休みにスタッフ20人余りのお弁当を買いに行くことに。
Ａは、アルバイトの男性（10代後半）にお使いを頼みました。
近くのリトルマーメイドで500円前後のサンドイッチを人数分。
それから適当に飲み物も。そして細かいようですが、
シールももらってくるように念を押しました。
ご存じでしょうか？
知り合いは彼に尋ねました。
「他のサンドイッチはなかったのか？」と。
「ありましたけど。甘いパンもあった方がいいと思って」
「なのになぜ飲み物は紅茶だけ？ それも20人以上いるのに、
500㎖のものを4本だけなの？」
「パンには紅茶があうので。2ℓあるので一人当り100㎖飲めますが…」
もうこの辺りから、知り合いＡは力が抜けてきたと言いますが、最後に、
「で頼んでおいたシールは？」
「え、何だかみみっちい気がして…」
「……」
あなたが経営者だったら、この彼に何と言いますか？
その２ 「手作りお菓子編」
今度は知り合いＢの会社の20代前半のアルバイト女性です。
その会社は「おやつタイム」があります。（←普通ですか？）
会社がお茶菓子のお金を出して、一週間交替で当番が、
適当に買ってくるということになっているんだそうです。
（オフィスには5～6人いて、1日1000円。高いんだか
安いんだかわからないんですけど…）
その女性が当番になりました。
そしたら、初日、二日と、なんだかあんまり美味しくないクッキーが
出たんだそうです。まあ二日間は、みんなそのまま食べた。
次の日、やっぱりあんまり美味しくないクッキーが。
チョコレート味で前の二日とは違ったそうですが。
先輩男性がたまりかねて、
「このクッキー、どこの？ あんまり…」と聞いたそうです。
そしたらその女性、「え、お口にあいませんか？ 大学の時は、
評判良かったんですけど」って答えたらしい。
なんとその女性、手作りのクッキーを出していたんですね。
もちろんお金はもらっています。
みんな驚いて、「申し訳ないけど、それだと時間もかかるし、
君も大変だろうから、明日から市販のお菓子を買ってきてくれないか」
と今までのことは責めず、やんわりと頼んだそう。みんな優しいですねー。
「わかりました」と女性は渋々答えたんだって。
次の日、彼女が持ってきたのは地方都市の名産の羊羹。
東京ではちょっとすぐには手に入りそうにないもの。
みんなは、「手作りのクッキーよりは…」と思って食べたのでしたが、
なんだかじゃりじゃりして不味い。
良く包み紙をみると、賞味期限切れ。明らかに…。
「これ、いつ、どこで買ったの？ この辺りじゃ売ってないものみたいだけど」
「そうですか？ 今はネットで買えますから。あ、賞味期限が過ぎてる。
店に文句いわなきゃ…」ととぼけた言い訳。
昨日の今日で届いて、それが賞味期限切れであることって…。
職場のみんなは、目配せをして、もうそれ以上、
彼女を問い詰めることをあきらめたといいます。
（最後の日は、ちなみに「麦チョコ」のみ。安すぎるぞ）
あなたが彼女の同僚だったら？
結局、彼女は3カ月ほどでＢの会社を去っていったとの事。
ちなみに彼女の趣味はクーポン集め。
会社が仕事に必要と講読している雑誌の広告の、
クーポン部分がすべて綺麗に切り抜かれていたそうです。
ポイント集めが趣味でクーポン大好きなあたしは、
この話を聞いて、くれぐれもと自戒したのでした。
旅行ライターのベテラン。
特にアジアに強い下川さんが、
アジオの「困ったちゃん」について描写。
さらにどうしたらライターになれるかなどについてもアドバイス。
一般的な日本人には理解しがたい人々。
でもそれだからこそ、旅は面白い。