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このごろ、気になる言葉、「粛々と」。詩吟、川中島の戦い。 [気になるニュース]

最近のニュースを見ていて、聞かされることが多いのが、
「粛々と」。

例えば、菅総理は、中国人船長釈放に関し、
「検察当局が事件の性質等を総合的に考慮し、
国内法に基づいて粛々と判断した結果だ」とコメント。

仙石官房長官も、
「粛々と国内法に基づいて手続きを進めた結果こうなった」と話しています。

そのほかにも、

閣僚の中で、「粛々と」との表現を使った方がいたようです。

「粛々と」と聞くと、小学校時代の朝礼を思い出します。
同じ町内の1~2学年下の女の子が、詩吟を習っていて、
休みの日に大会に出て優勝したり、受賞したり、
かなりな実力の持ち主でした。

翌、月曜日の朝礼で校長先生から表彰を受け、
その席で、詩吟を一部披露したりしていたのですね。

そこで、よく耳にしたのが、
「べんせい、しゅくしゅく、よるかわをわたる」。

始めの頃は意味がわからなかったのですが、
「鞭声粛々、夜、河を渡る」で、鞭声粛々とは、
《相手に気づかれないように、静かに馬に鞭むち打つさま》と
しれました。

そしてこの文句が江戸時代の国学者・頼山陽が、
武田信玄と上杉謙信の川中島の戦いを描いた
漢詩の一節であると、知ったのです。

河は、千曲川だったんですね。

goo辞書
べんせい-しゅくしゅく【鞭声粛粛】
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/idiom/%E9%9E%AD%E5%A3%B0%E7%B2%9B%E7%B2%9B/m0u/%E3%81%B9/

前原外務大臣の「粛々と」との発言を受け、
天声人語が書いています。

2010年9月22日。
《「粛々」という表現を使ってよく知られているのは、江戸時代の儒学者、頼山陽の漢詩だろう。
「鞭声(べんせい)粛々 夜河を過(わた)る……」。武田軍とまみえる上杉軍が、
馬に鞭打(むちう)つ音もひそやかに川を渡る。静かでおごそかな様を表す言葉である
▼だが、近年は政治家や役人に軽く乱用されてきた。本来の重みを失ったと嘆く声も聞くが、
さて、前原外相はどうか。尖閣諸島沖での海上保安庁巡視船と中国漁船の衝突をめぐって、
「国内法に基づいて粛々と処理をする」と述べた》

http://www.asahi.com/paper/column20100922.html?ref=chiezou

「粛々」という言葉は、静かなさま、おごそかな様を示す言葉。

しゅく‐しゅく【粛粛】
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/105102/m0u/%E7%B2%9B%E3%80%85/

けれど、政治家、官僚が使うと、
相手、周囲、周りの言うことを聞かないで、
勝手にやらせてもらいますよ
というニュアンスを感じることがあるのは、なぜでしょうか?

粛という字は、
「ふでを手に持ったさま+淵の略体」で、筆を持って深い淵の
ほとりに立ち、身の引き締まる様を示すのだとか。
(学研、漢字源)

政治家の皆さんは、毎日、身の引き締まる思いで、
この国、国民のために政治を行ってくれているものだと
思いたいのですが…。


鞭声粛粛…とうたわれた川中島の戦い。
戦国時代のこの合戦を巡り、様々な説があるようです。

激闘川中島―戦国時代最高の2人の名将が激突した大会戦
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異説もうひとつの川中島合戦―
紀州本「川中島合戦図屏風」の発見 (新書y)
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川中島の戦い
http://www.furin-kazan.jp/nagano/index.php

 


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