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100人の集団で同じ誕生日の人がいる確率は? 「誕生日のパラドックス」

先ほど、「笑っていいとも!」に仲間由紀恵さんが出ていて、
「11月21日の誕生日の人が会場にいるかどうか」聞いていました。

会場の100人に1人が該当する質問(アンケート)をしたら
プレゼントがもらえるという趣向。

残念ながら答えは0人で、番組のストラップはもらえませんでした。
(ちなみに明日11月22日が誕生日の人は1人)

さて、こんな質問をしたらどうでしょうか?

「この中で、少なくとも2人、同じ誕生日の人がいる確率は?」

皆さん、どれくらいの確率だと思いますか?
ちなみにアルタに正確に何人の観覧者がいるかわかりませんが、
仮に100人としておきましょう。(アンケートはそれが前提となっています)

確か中学か高校の時に、
数学の先生から結論を聞いて驚いた覚えがあります。

答えは、40人学級ならほぼ9割以上の確率で、
誕生日が同じ人が1組(2人)はいるんですね。

60人ならほぼ9割9分。
100人なら99.99996928%です。

「100人いれば、必ず同じ誕生日の人が2人はいる」
そう言えるのです。

つまり先ほどの問いの答えはほぼ1。
(1人だけが該当する質問をするという、
上記のコーナーの趣旨とは外れていますけれど…)

これが「誕生日問題」とか「誕生日のパラドックス」と言われるもの。

一般には、
「何人の人が集まれば、同じ誕生日の人がいる確率が50%を超えるか」
という形で出されます。

皆さんは、何人くらいだと思われますか?

上の聞き方でも同じですが、
「自分と同じ誕生日の人が集団の中にいる確率」ではありません。
集団の中で、誰でもいいのですが、少なくとも二人が同じ誕生日である確率です。






答えは23人。

23人いれば、同じ誕生日の二人がいる確率が
50%を超えてしまうんですね。

これも「えっ!」ってびっくりしませんでしたか?

「誕生日のパラドックス」。
ウィキペディアですが。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AA%95%E7%94%9F%E6%97%A5%E3%81%AE%E3%83%91%E3%83%A9%E3%83%89%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9

《誕生日が一致する確率》。計算式が出ています。
《グループの中で、少なくとも1組以上の人の誕生日が一致する確率》
http://keisan.casio.jp/has10/SpecExec.cgi?path=04000000.%90%94%8Aw%8C%F6%8E%AE%8FW%2F08500000.%90F%81X%82%C8%8Am%97%A6%2F10000100.%92a%90%B6%93%FA%82%AA%88%EA%92v%82%B7%82%E9%8Am%97%A6%2Fdefault.xml

《誕生日が一致する確率(表》
《グループの中で、少なくとも1組以上の人の誕生日が
一致する確率》がグラフ、表で見られます。
http://keisan.casio.jp/has10/SpecExec.cgi

この問題も含め短いストーリー仕立てて、数学的パズルが紹介されています。
数は魔術師》(アマゾン)
数は魔術師》(楽天ブックス)


関連エントリー
大麻の抜き打ちテストは出来るのか? 「
抜き打ち試験のパラドックス」「死刑囚のパラドックス」


ところで、以上を踏まえた上で、閏日を考えないとして、
「100人の中である1日の人がいる確率」は、どれくらいになりますか?

こう言い換えてもいいでしょう。
「今、ここに100人がいます。この中で11月21日の誕生日のいる人の確率は?」

また
「11月21日の誕生日の人が、最低1人はいるためには、何人の人が必要ですか?」

考えてみて下さい。


ある1人の誕生日が1月1日である確率は?
ある1人の誕生日が11月21日である確率は?
100人の中で、11月21日の誕生日の人がいる確率は?


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