SSブログ

偽フェラーリ、財務警察の「赤い情熱作戦」であげられる。 [気になるニュース]

イタリアで友達の運転する車に乗っている時、
あわてて車線を変更したことがありました。

ほどなくその理由がわかりました。
後ろからフェラーリがやってきていたからです。

 
イタリアにおいても、フェラーリは、特別な車。
 
そのフェラーリの偽物が財務警察の手であげられました。
 

3月1日、毎日新聞、
《フェラーリ偽装:トヨタ車など「変身」--イタリア》
http://mainichi.jp/enta/car/news/20080301ddm001040022000c.html


イタリアの財務警察が、 

《シチリア島南部を拠点に高級スポーツカー「フェラーリ」の偽物を作り売っていた
グループを摘発、模造車14台を押収した。》というニュースです。
 

この摘発作戦、「赤い情熱作戦」と名付けられていたんでね。

で、偽物はどうやって作っていたかというと、
《ポンティアック、メルセデス・ベンツ、トヨタなどの車の部品を寄せ集めて》いたそう。

残念ながら、フェラーリを所有していないし、
ただ一回、動いていないフェラーリに乗ったことがあるだけなので、
詳しくは、わかりませんが、本紙に、出でいる写真を見る限りは、
本物とわからないような出来映えです。(黄色)

でもまあ、あの独得のフェラーリサウンドまでは真似でき廷内と思います。
というか、当局は、運転するのは危険と警告しています。


シチリアの南部(リカタLicata)ということは、
おそらくマフィアの重要な資金源となっていたんでしょう。

フェラーリを1000台売った男、その名は榎本修。
携帯電話、自動車…カタログ錬金術

APの元記事
Italy Busts Ring Building Fake Ferraris
http://hosted.ap.org/dynamic/stories/I/ITALY_FAKE_FERRARIS?SITE=TXWIC&SECTION=HOME&TEMPLATE=DEFAULT

これによれば、ベースは、ほとんどポンティアックで、
そのエンジンの上にフェラーリの偽ボディをかぶせて作ったと。

他の記事によれば、ダッシュボード、ステアリング、エンブレムなどは、
ホンモノを使っていたよう。ボディは、樹脂(FRP)で成型。
それがかなり上手く出来ていたので、見た目は本物のように見えたようです。


当局も、良くできていて、非常に熟達しているとコメントしています。
(但し、上にも書いたが、運転するのは危険ともコメント)
インターネットサイトで、売られていたんですね。

360モデナは、本物だと、 かつて$215,000。
現在は、大体$150,000。
それが七分の一のおよそ2万ユーロ(300万強)だと、
買っちゃう人がいるんだなー。


2月29日、The Guardian、(偽フェラーリの写真出ています)

《Italian police bust fake Ferrari racket》
http://www.guardian.co.uk/world/2008/feb/29/internationalcrime.italy

 

4年ほど前から販売していて、高いものは、5万ユーロもしたようです。
それなら、別の高級車を買ったほうがと思うんですが、
偽でもフェラーリの外見に似た車がいいという人がいるんですね。


2月27日、ANSA
http://wwww.ansa.it/site/notizie/regioni/sicilia/news/2008-02-27_127181886.html 
 
結構前になりますが、一度、家の前をフェラーリ(車種不明)がゆっくりと通過しました。
その横幅の大きさに驚きました。
とてもじゃないけど、家のガレージには入らないということがわかりました。

というわけで、フェラーリを買うには、それが入るガレージを持つ家に住まないとダメですね。
フェラーリ持ちになる道はかなり遠そうです。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:自動車

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

トラックバックの受付は締め切りました