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暗闇レストラン。真っ暗な中で食べる料理の味は? パリ、ロンドン、モスクワ、北京、上海…。日本は? [グルメ]

先日、佐渡島に行った時、全くの闇ではなかったのですが、
星と月明かりだけで、公園で食事をしました。
目がなれてくると、少しだけ料理は見えるものの、詳細にはわからず。
しかし、よく見えないことで、より食べることに集中でき、
なかなかに刺激的な体験でした。

8月24日、朝日新聞朝刊、外信面の「地球ほっちぽっち」に、
《暗闇はおいしく楽しい》との見出しで、パリのレストランが紹介されていました。

それは、「ダン・ル・ノワール(暗闇の中で)」という名のレストラン。
Dans le Noir
http://www.danslenoir.com/

その名の通り、このレストランは、真っ暗の中で、食事をとるという趣向になっています。
当初の目的は、視覚障害者を理解し、その世界を体験してほしい
ということから、開店したもの。
働いている人は、視覚障害者です。

人間が視覚から得ている情報は、70%ともそれ以上とも。
その情報が遮断されたとき、他の四感を使って、
そこから何かをつかみとろうとする。
かえってそのほうが、より味がわかるのかもしれませんね。
(ソムリエ)の人は、色を確かめた後、香り、味を確認するとき、
わざと目をつぶって、視覚情報をなくす人もいるとか。
集中力が高まり、より繊細に味、香りがわかるそう)

もともと、こうした暗闇レストランの発祥の地は、スイスのチューリヒ。
1999年のことだと言われています。
日経BP「“見えない”を体験できる暗闇レストラン」
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/feature/world/070314_blindekuh/
そこから、ヨーロッパをはじめ各地に広がっていったようです。

実は、このレストランのコンセプトに触発されて作られた「レストラン」が、
日本にもあり、人気を呼んでいます。

浅草にある緑泉寺で月に一度開かれている「暗やミール」がそれ。
http://www.higan.net/blog/kurayami/kurayami.htm
ただ残念なことに、現在は、マスコミに取り上げられ、申し込みが殺到し、
公平に定期的な開催ができない状況にあるとのことで、中止されています。
《暗やミール中止のお知らせ》
http://www.higan.net/blog/kurayami/2007/06/post_9.html

残念だなー。
一日も早い復活を願います。
(他にも作ってくれないかなー。何かで見たような気もするけど)

「暗やミール」の体験記事。R25
http://r25.jp/index.php/m/WB/a/WB001120/id/200706281109

北京にも。
巨鯨肚(Whale Inside)
http://www.whaleinside.com/
http://huoleifeng.blogspot.com/2007/02/blind-leading-blind.html
上海にも
http://huoleifeng.blogspot.com/2007/03/blind-leading-blind-shanghai-edition.html
http://j.peopledaily.com.cn/2007/07/10/jp20070710_73540.html

なおパリには、聴覚障害者が働くカフェもある。
Café  Signes
http://www.cafesignes.com/
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/3009556.stm
http://www.csmonitor.com/2003/0702/p07s02-woeu.html

そういえば、食の特集をしていた
BRUTUS (ブルータス) 2007年 7/1号》に、
赤坂のこちらのお店が紹介されていましたね。
暗闇ならぬアイマスクで目隠しする居酒屋、闇酒場「「黒提灯 赤坂」。(要予約)
http://r.gnavi.co.jp/g600102/custom3.htm


 


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