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海外取引先へのお土産はどうするか。台湾のりんご。インドネシアの桃。 [旅行]

このブログでは、海外の人へのお土産について何度か書いています。

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4月24日、日経産業新聞
《海外取引 土産で商機 出張・赴任 役立つ心得》との記事が目に付きました。

海外の取引先にもっていくお土産について細かく、
具体的なアドバイスを載せています。

中でお勧めされているものは、クッキーなどのお菓子類。
これは、日本の職場でも同じ。気軽にみんなに配ることができますからね。

日光は、海外でも良く知られています。
(ミシュランの日本ガイドでも日光は3つ星に)
そこにある伝統と歴史あるホテルのクッキーというストーリーは、
かなり受けるかも。
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インドネシアでは、白桃の人気が高いとか。
中国では国産の大粒(玉)リンゴ。

リンゴについては統計上の裏付けと実体験があります。
2007年2月11日東奥日報
リンゴ輸出好調/台湾向け県産9割

実体験は、古くなりますが歌舞伎町入口にあるフルーツ店。
そこでは、パイナップル、メロンの切り売りなどをしています。
そこで台湾からのお客さんによく売れるのが何と言っても
「りんご」なんだそうです。
実際、別の場所ですが、リンゴを箱買いしている
台湾からの団体旅行客を見かけたことがあります。
(なぜか、台湾からの団体客は、池袋のサンシャイン周辺に大勢いる)

最近は、中国本土からのお客さんも多いそうですが、やっぱりリンゴは
大人気のようですね。(香港、上海、北京など大都市では、1個1000円とかする
高級大粒リンゴが売れているとか。なおヨーロッパでは大玉リンゴは余り人気が
ないよう。何故? りんごについてはネタがたくさんあるので、また別エントリーで)

日本が世界に誇る大玉りんご。
この大きさには、贈られた方もびっくり?
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特に中国へのお土産として、打ち出のこづち、扇、扇子。
カブトやよろい、羽子板。
赤、金の派手な包装紙、リボンをあげています。

飾り台があるので、便利。歌舞伎や富士山などこれぞ日本
という柄がいいかも。なお最低、英語での説明があるとなおいいのですが…。
ミニ羽子板 6寸弁慶

逆に勧めていないのが、日本の伝統菓子。
ようかん、あんこ、まんじゅう類。

これは以前、このブログでも記したとおりですね。
甘い豆はなかなか受け入れ難いよう。

イスラム圏では偶像崇拝につながる人形。
豚肉はもちろんですね。

そうそう中国でのタブーは、ハンカチと置時計。

ハンカチが嫌われるのは、日本と同じ、別れを意味するからです。
上海エクスプローラー《中国人と贈り物(1)
(イタリアでも気にする人は気にするよう)

《上海ヴォイス》の中国式マナーの中に、
《タブーとされる贈り物
中国でタブーとされる贈り物の代表は、「時計(特に置時計、掛け時計)」です。なぜならば、
中国語で時計のことを「鐘(zhong)」と表し、この発音が、終わりを表す「終(zhong)」と
同じだからです。》

なお、「時計を贈る」ことを「送鐘」(song zhong)。
同じ発音で、「送終」、「最後を看取る」との意味になるんだそうですね。
《北京観光局》の《贈り物の常識

中国情報局の《ナシを切り分けてはいけません 正月閑話(3)》でも同趣旨の記述。
なお題名にあるとおり、ナシを切り分けることも忌み嫌われるそう。

いやー、気をつかわないと、せっかくの好意が無どころか、
逆に悪意に受け取られかねないですからね。

イタリアの場合、どうでしょうか?

イタリアではよく花を贈りますが、偶数はダメ。
奇数ですね。(7本が一般的。偶数は死者に捧げる時)
菊は日本と同様、お墓に飾る花なので、贈りません。

イタリアでは11月2日は、死者の日Il giorno dei morti。
日本のお彼岸、お盆のように、先祖のお墓に参るのですが、
その際に、菊の花を飾るのです。
(菊の花は、中国からヨーロッパに渡ったものだとのこと)

無難なプレゼントは、チョコレートでしょうか。

後に残るものは、結構難しいですね。
イタリアに限らず欧米では、家族の写真を家のあちこちに飾られています。
その意味で、写真立てをプレゼントにする人は多いかもしれません。
(いくつあっても困らない)

外国人に対してもそうですが、日本人への贈り物も難しい。
より効果的にするためにどうすればいいのかの工夫がたくさん。
他人と差がつく 気のきいた贈り方の技術
変わらないようで、新しくなっているマナー。
あると安心できますね。
贈るマナー 贈られるマナー

 


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ぴょん太

それこそ異文化体験を目の当たりにするのが、海外の方への「日本土産」だと思います。実はコレって結構悩みます。何が好まれるんだろうって。ある意味、日本再発見のチャンスでもありますよね。日本にいらした海外の方が「帰国時のお土産探しているんだけど、日本ならではのモノって?」と、よく聞かれますが、この時も同じ現象が・・・。参考になりました。
by ぴょん太 (2007-04-27 19:30) 

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