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貝割れ大根はなぜ貝割れなのか? もやし、スプラウトの国際会議、4月東京で [グルメ]

毎年暮れに行われていた檀家の餅つき。
檀太郎さんが還暦になったのを機になくなりました。

その餅つきの場で聞いた話だったと思います。
檀一雄さんが晩年を過ごしたのが、福岡市の能古島(のこのしま)。
能古島ファンサイト》(今、菜の花が満開)
のこネット
檀流クッキング (文庫)》《美味放浪記 (文庫)》《わが百味真髄 (文庫)

貝割れ大根は、能古島に

住む前田瀧郎さんという方が開発。
能古島の特産のあさりの貝殻を割り、砂に混ぜて育てた所から、
「貝割れ(かいわれ)大根」と名づけたと。
しかし貝割れ大根の特許をとっていなかったため、儲けそこなったとか。
ちなみに前田さんは、「ピーナッツもやし」(芽吹きピーナッツ)という製品を
開発。こちらは、ちゃんと権利を取得しているそう。
《農経新聞社》の《ピーナッツ・エンジェル、スプラウトに新顔
《神果神戸株式会社》の《芽吹きピーナッツ》によれば、
前田さんの開発した《芽吹きピーナッツ》は、
《阿蘇の伏流水を使用した有機栽培による完全無農薬、無漂白、無添加
の商品で》、《従来のピーナッツと比べ、カロリー7分の1、脂質は13分の1
だ》そうです。

ブログ《風のふくおか》のエントリー《井上陽水 能古の島の片思い
(タイトルはママ)にも「貝割れ大根」について書かれています。

なお「かいわれ」の語源については、NHKの「ためしてガッテン」の
発芽野菜スプラウト! 超健康パワーの秘密》では、
《問題:「かいわれ」の語源は?
答え:貝が開いた形。双葉の形が二枚貝が開いた形に似ていることから
「貝割れ」と呼ばれている。》とあり、上記と異なった見解を記しています。

そんなことを思い出したのは、3月24日朝日新聞夕刊、
4月に「もやし」国際会議 「萌え」ブームに期待も》を読んだから。

来月4月16~19日に、もやしの国際会議が東京で開かれるとか。
その記事でもかかれていますが、発芽野菜スプラウトは、欧米では
健康食材として注目されています。

一昨年、バンクーバーのオーガニックスーパー「ケイパーズ」に行った際、
日本以上にスプラウトが数多く売られており目を見張ったことがあります。
(「もやし」は中華街の店で以前から売られていました)
個人のお宅に伺ったときに、ガラス製のトレイに、種をまき、
スプラウトを育てているのも見ました。
さらに、市内のベジタリアンの店で、売られていたベジバーガーには、
大量のスプラウト(ブロッコリー、アルファルファ)が挟まれていました。
また通常のレストランで、スプラウトサラダがメニューに。
そこまでスプラウトが一般化しているのだなと認識を新たにしました。

アメリカに本部がある《国際もやし生産者協会
International Sprout Growers Association
なお会議には、世界20カ国の生産者が参加とか。
スプラウトは世界に広がっているんですねー。

以前、ファーべで紹介した「村上農園」は、スプラウトで有名な会社。 
日本のそら豆、イタリアのファーヴェ。春ですねー。
ブロッコリーはイタリアが発祥の地。
そのイタリアの種を使ったブロッコリー・スプラウトが人気のようです。

春は、スプラウトを育て始めるには最適の季節。
まるでアイスクリーム容器。これで育てるのもおしゃれかもね。
自分で育てるスプラウトサラダ
育て方、スプラウトを使った料理を紹介。
またスプラウトの栄養や効能についても知識を得られる。
スプラウトレシピ―発芽を食べる育てる
カラダにおいしいスプラウト―がんを防ぐ発芽野菜活用レシピ

自分のためのメモ
バンクーバー ケイパーズ Capers Community Market 
上原園の《世界のもやし
花逢忌(かほうき) 毎年5月の第3日曜日
   文学碑(句碑) 「モガリ笛いく夜もがらせ花ニ逢はん」
ポルトガル、ダンワイン
ポルトガルダンワイン2本&デキャンターセット赤ワイン
/やや軽口(ミディアムボディ)/750ml
》(楽天)
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nikitoki

9月18日はカイワレ大根の日。そのせいか、このエントリーにアクセルが集まっているようです。日本かいわれ協会(現 日本スプラウト協会)が1986(昭和61)年9月の会合で、無農薬の健康野菜であるかいわれ大根にもっと親しんでもらおうと「かいわれ大根の日」を制定したそうです。なぜ9月18日なのか? 会合を開いた月であることと。18は8を横にして(∞)、下に1を置くとかいわれ大根の双葉の形(竹とんぼの形)になることからだとか。
by nikitoki (2017-09-18 10:14) 

nikitoki

2018年9月18日も、このエントリーにアクセスが集まっています。
by nikitoki (2018-09-18 11:19) 

nikitoki

9月18日のカイワレ大根の日にちなんで、林修さんの「ことば検定」では、カイワレ大根の「カイワレ」の由来について出題されたようです。そのためか、このエントリーにアクセスが驚くほど集まっています。なお「ことば検定」の答えは「卵」。カイワレ大根の双葉が二枚貝を開いた姿に似ていることから「貝割れ大根」と呼ばれていますけれど、元々は卵を割った姿に似ていることから「卵割り(かいわり)」だったとのことです。《かい‐わり かひ‥【貝割・卵割】》(コトバンク)
https://kotobank.jp/word/%E8%B2%9D%E5%89%B2%E3%83%BB%E5%8D%B5%E5%89%B2-2019873
《かいわり‐な かひわり‥【貝割菜】》
https://kotobank.jp/word/%E8%B2%9D%E5%89%B2%E8%8F%9C-458781#E7.B2.BE.E9.81.B8.E7.89.88.20.E6.97.A5.E6.9C.AC.E5.9B.BD.E8.AA.9E.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E5.85.B8
《二つの小葉が、卵の殻を割ったような形に開いて芽ばえるアブラナ科の蔬菜(そさい)。》うーん。従来の「貝割れ菜」と「カイワレ大根」を一緒と考えれば、カイワレ=卵割で上の答えになるけれど、前田さんの開発した「カイワレ大根」と考えた場合、上の答えが正しいのかどうか疑問だなー。
《2018.1.27 07:09【ハイ檀です!】
(136)魔法のスプラウト》
https://www.sankei.com/region/news/180127/rgn1801270032-n1.html
by nikitoki (2019-09-18 09:08) 

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